カラー商品アドバイス
セルフカラーを楽しもう

○染毛のしくみ
毛髪中の色素(メラニン)を分解して明度を上げる 過酸化水素水が、毛髪中のメラニン色素を分解し、脱色する。
2,3剤タイプはアルカリ性なので、液の浸透がよく脱色力が強い。
○特長
染毛効果はないが、髪の明度が上がり明るいブラウン色になる。染料による着色ではないので、色落ちはなく、永久。
2、3剤タイプはアルカリによる髪の膨潤があるため、ややダメージがある。アレルギーはほとんどない。
○染毛のしくみ
酸化染料が毛髪中で化学反応して染まる アルカリの膨潤作用で、キューティクルが開き毛髪内部に成分が浸透する。
過酸化水素水がメラニン色素を分解して脱色が起き、また、染料が過酸化水素水とくっついて発色する。
ただし、ターンカラーは、脱色がほとんど起きないので、明るくならずに暗く染まる。(トーンダウン効果)
○特長
しっかり染まるので発色が良く、髪の内部までしっかり染まる。アルカリによる髪の膨潤があるため、ややダメージがある。
人によっては、アレルギー反応がでて、かぶれることがある。
○染毛のしくみ
毛髪のタンパクと酸性染料がイオン結合して染まる。 髪の表面に「+」部分に、「-」イオンを持つ染料が結合し、染まる。
さらに浸透剤の作用により染料の一部は髪の内部に入る。
○特長
髪の表面をコーティングし、発色する。メラニンは分解しないので、明度は上がらず、黒髪や暗い髪には色が出にくい。
シャンプーの度に少しずつ色が落ちる。ダメージはほとんどなく、アレルギーもほとんどない。
髪は部分によって染まりにくい&染まりやすいところがあります。特性をよく知り染める順番を工夫しましょう。
染まりにくい部分
・えり足 (首のはえぎわ)
・サイド(もみあげも含む耳のまわり)
・頭の後ろ(後頭部)
染まりやすい部分
・前髪
・頭のてっぺん
・毛先(傷んでいる部分)
さらに染まりやすい条件として、
・温かいと液の反応が活発になる
・傷んだ髪はキューティクルが開いているのでよく染まる
があります。よって、体温(36度)と室温の差がある場合は暖かい根元がよく染まり、毛先など傷んでいる箇所はそこだけよく染まります。
後ろ髪は上下2つのパートに分け、ヘアクリップなどで留めます。
ブロッキングが終わったら、えり足部分から先に染めます。
下部をまんべんなく染め終わったら、ブロッキングを解き、上部も同じように染めていきます。まずブロッキングして染まりにくい"後ろ髪から染める"のがポイント。
染まりやすい前髪や頭のてっぺん、傷んでいる毛先は最後のほうに塗りましょう。
ヘアカラー塗布後、40分以上の放置は髪を傷め、染まりもほとんど変わりません。
説明書の時間を守ってご使用ください。
ドライヤーなどで加温してのご使用はおやめください。
染まりすぎて暗く仕上がってしまったり、仕上がりイメージと異なる仕上がりになってしまう場合があります。
髪色を選ぶときには目や肌の色、服装などに合せることがポイントになりますが、一番のポイントは肌の色です。
ヘアカラー・ブリーチ使用後は薬剤のアルカリ成分により、通常は弱酸性である髪がアルカリ性に傾いてしまいます。
そのままにしておくと髪のダメージにつながります。酸性タイプのヘアケアを使用することで髪に残っているアルカリ成分が中和され早く通常のpHに戻すことができます。
紫外線は肌だけではなく髪へもダメージがあります。
また、紫外線によってヘアカラーの色素が変化したり分解されてしまい、退色する原因にもなります。
ブローやセット時に必要以上の熱(ドライヤーやアイロン、コテなど)を加えないように気をつけましょう。
シャンプー後タオルドライした髪に洗い流さないトリートメントなどのヘアケア剤を使用してからブローすればダメージが抑えられます。